「家でコーヒーを淹れる時に、一番こだわった方がいいものは何だろう?」
そんな疑問を持つ人は、たくさんいるのではないでしょうか。私もその内の一人で、何を買うべきかググる日々が続いてました。そこでいろいろなサイトを読んでいると、所謂コーヒー専門家は口を揃えてこのように言うのです。
「良いコーヒーミルを買え。」
私、実はとても素直なことが取り柄なのですが、言われるがままに「良いミル」を買ってしまいました。そう、知る人ぞ知る、カリタの「ナイスカットミル」です。
こちらのミルは2016年に終売しており、公式では買うことが出来ないのですが、たまたま某フリマアプリで20回程度しか使っていな美品を発見したのです。他に迷っていたミルがありつつも、ある種の運命を感じつつ購入しました。
余談ですが「運命を感じる」ってとても便利な言葉で、どんなに高い買い物をしても「運命を感じたから」と言えば、罪悪感を感じなくなりますよね(笑)。良いのか悪いのか。ちちんぷいぷい。
清掃やら何やらを済ませ、早速豆を挽きます。ちなみに、今私が使っているのはocean richの電動ミルで、折角なので豆の挽き具合を比べてみましょう。まず、ocean richで挽いたものがこちら。
次に、ナイスカットミルで挽いたものがこちら。
いかがでしょうか?
誰がどう見ても、口を揃えてこのように言うはずです。「ナイスカットミルの方が圧倒的に粒度が揃っている。」って。
値段が違うのである程度の差は予想していましたが、実際に並べてみるとその違いにびっくり。粒度のバラツキや微分の程度によって、味にえぐみが出たりするらしく、これでここ数年コーヒーを飲んでいたのかと思うと少しがっかりです(笑)。
(ちなみにocean richにはocean richの良さがあり、私は好きなミルでした。)
ナイスカットミルを他の観点で見ると、
・音:ドライヤーくらい。個人的には全然気にならない。
・豆を挽く速さ:約5秒(6g当たり)
・静電気:全く起きないので、挽き終わっても粉が飛び散らない(梅雨だから?)
という感じで、褒め殺したいくらいです。
「なんて良く出来た子なんでしょう。」。
最後に一番大切な味の違いですが、言葉通り全然違います!
・Ocean rich:豆の表面的な味しかしない。奥行きがない。
・ナイスカットミル:味の奥行きがあり、飲み終わった後に豆の個性を感じる。
一般人の私ですらこのように感じるのですから、相当違うと思ってください(笑)
以上、つらつらと書いてきましたが、改めて良い買い物をしたなぁと思ってしまいました。ブログって読者の皆さんに読んでもらうために書いているのですが、物の良さをまとめている間に自己肯定感(と言うと少し違いますが)がすごく高まりますね(笑)
思わぬ副産物・・・